上質な睡眠を取るための、おすすめの抱き枕や種類をご紹介します。
あなたは毎日よく眠れていますか?
毎日を熟睡、または十分な睡眠時間を取れている、という方は少ないのではないでしょうか?
総務省統計局による平成18年度の社会生活基本調査報告によると、日本人は30代から平均睡眠時間が短くなる傾向があり、男女ともに睡眠時間が一番短いのは40代で、特に女性は平均睡眠時間が6時間50分と7時間を切っています。
仕事で忙しい女性は少ない帰宅後の時間を家事や育児などに費やし、自分の時間も欲しいとなるとどうしても睡眠時間を削ってしまいがちになるのも理由と言えるでしょう。
忙しく過ごすあなたに、十分な睡眠を取ることの大切さやおすすめの抱き枕を紹介しましょう。
十分な睡眠とはどういったものか?
十分な睡眠時間というのはいったい何時間くらいなのでしょうか?一般的に8時間ぐらい眠れば十分というイメージがあるかもしれません。
これは科学的根拠がなく、睡眠時間の統計上で8時間前後の人が多いためにそのような印象があるだけに過ぎません。
適切な睡眠時間というのはとても個人差が大きいもので、ある人は8時間以上眠らないと翌日のパフォーマンスに影響があり、ある人は3時間も眠れれば大丈夫ということが十分にありうるのです。
さらに重要なのが眠りの質です。睡眠には、大脳は活動した状態のレム睡眠と大脳も眠りに入って休んでいるノンレム睡眠の2種類があるのは有名な話です。このノンレム睡眠にはさらに眠りの深さで4段階ほどとなっていて、ノンレム睡眠の第3~4段階程度の深い熟睡に入った状態になって初めて十分に眠れたと感じられるのです。
入眠後3時間程度でこの深い熟睡レベルの睡眠がまとまって得られる状況こそが質の良い眠りと言え、十分な睡眠がとれたと呼べるのです。
いくら睡眠時間が長く取れても、質の良い眠りまで至っていないと脳の休息は取れていないことになってしまうのです。
上質な眠りを得るためにすべきこと?
それでは質の良い眠りを得るために具体的にどんな工夫をするのが有効なのでしょうか?
睡眠はその日の体調や精神状態などのコンディションも関係しますし、人によってさまざまな違いもあると思いますが、ここではだれにでも当てはまる方法を説明していきましょう。
まず眠る二時間前に適度な運動をすることです。身体を動かすことで脳の働きも活発になるため、短い時間で深い睡眠に入ることができるようになるためです。
眠る直前ですと交感神経が優位に働いて逆に寝つきが悪くなってしまうので、2時間以上前に行うことがポイントです。
同様に2時間ほど前にゆっくりとぬるめのお風呂に入ることも、良い眠りを導くのに有効です。
身体を温めてから眠りに向かって徐々に体温を下げていくことで深い睡眠に入りやすくなります。
運動後に入浴をセットで行えば相乗効果があるのでおすすめです。
やはり眠る直前に体温を上げると眠れなくなるので避けましょう。
さらに入眠前に部屋を暗く静かにしておくことも大切です。
眠る前に騒がしい所にいたりテレビやスマホなどの光を寝る直前まで浴びていたりすると寝つきが悪くなります。
早めに部屋を静かな環境にして暗くしておくことで、睡眠を促すメラトニンの分泌を促し深い睡眠に入りやすくします。
またベッドにお気に入りの抱き枕などを用意して、自分が快適に眠れる環境を作っておくのもおすすめです。
あと肝心なことですが、眠る前に考え事をしないように心がけることです。
くよくよと一日の反省を始めたり、その日あった腹の立つことを思い返してまた怒りの感情を蒸し返したりすることも、睡眠には百害あって一利なしです。できるだけ「考える」ということから離れ、快適な睡眠環境を整えてそれに満足できたり楽しいイメージを持って眠りにつけたりするように工夫することが何より大切です。
抱き枕はどんな種類があるの?
リラックスや安心感は入眠に大切な要素ですが、そのために抱き枕を活用するのもおすすめです。
抱き枕には、だ円形、円筒形、流線形や三日月形、L字形などいろんな形の種類がありますが、あなたが安心感を得ることができて落ち着く好みの形を選ぶのがいいでしょう。大切なのはどんな中身を選ぶかです。素材によって睡眠中の安心感やリラックスに効果の違いがあります。
もっとも主流なのがポリエステルわた素材です。
ふんわりとした感覚でクッション性があるため、柔らかめな枕が好みの人におすすめです。
洗濯をするとわたが寄ってしまうので水洗いができないことが多いので購入時にはしっかり確認しましょう。
何かに抱きついていると落ち着くという人には手軽に手に入るこちらがおすすめです。
次に多いのが極小の発泡ビーズ素材です。軽くて小さな粒が柔軟に変形して体にフィットするためクッションや癒しグッズに良く使われます。こちらも水洗いできないものが多いです。挟み込んだ時にある程度の存在感や包まれるようなフィット感が欲しい人におすすめの素材です。
あとは低反発ウレタン素材のものも多く見られます。マシュマロのような感触のスポンジで力を加えるとゆっくりと沈み、ゆっくりと戻る柔軟性に優れた素材です。体形や姿勢に合わせてある程度の硬さを持って形状を変えるので、体圧を分散させる効果もあり体の負担を軽減ししっかりとしたフィット感が得られるのが特徴です。抱き込んだ時に、存在感が欲しい人におすすめでしょう。
質の良い睡眠を手に入れる
こうして睡眠の質が上がると、翌日の知的活動や仕事のパフォーマンスが驚くほど上がることを実感できるはずです。
それを体験することで、あなたはより睡眠の質を上げることを重視するようになり、結果さらに質の良い睡眠を取るというサイクルに乗ることができて充実した日々を送ることができるはずです。
良い睡眠は心身の健康をもたらすだけでなく、太りにくくなるというおまけまで付いてきますので、少し睡眠に意識を向けることで生活の質も上がることでしょう。
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