快眠レシピ

睡眠中の頚椎の負担を軽減!枕によるオススメ改善法

いつも使用している枕では、なかなか寝付けないばかりか、首筋や肩がどうしても凝る・・・
最近寝起きに手足にしびれを感じる・・・

こんな方はいませんか?
もしかしたら、それは枕が合っていないのかも。

枕の素材や高さが不適切だと、頚椎や肩が圧迫され、身体の様々な部分に悪影響を及ぼします。
そのため、頚椎を自然な状態に保てるような、理想的な枕へ改善することが大切です。
ここでは好ましくない枕の例を挙げながら、オススメの改善法について、詳しく紹介します。

硬すぎる枕にはこの改善法

枕が硬すぎると、首筋の頚椎が圧迫されるため、神経を痛める原因になります。
一般的な成人男性の場合には、頭部は約6kgの重さがあり、それが硬い枕に乗った状態になれば、頚椎への負担は予想以上に大きくなります。
ましてや毎日一晩中その状態が続けば、神経までダメージを及ぼしかねません。

硬い枕には様々なものがありますが、中材にポリエチレンパイプを使用しているタイプもその1つ。
一つひとつのパイプ自体は軽くソフトに感じますが、これが枕の中で密集した状態になれば話は別です。

パイプ独特の形状のせいで、必ずしも全てが頸部に対して弾性のある向きにはならないため、結果的に首元を圧迫してしまいます。

もう1つ硬い枕の典型として、そば殻の枕を挙げることもできます。
日本では昔から馴染のある伝統的な枕なので、あの硬さが好みという方もまだいるかもしれません。

しかし、大量のそば殻を枕の中材として使用すると、密度も高くなるため、必要以上に硬くなる傾向があります。
やはりこれでは、首筋への余計な負担を避けることは難しいと言えます。

このように硬すぎる枕は直ぐに買い替えて、首筋に優しい枕を使用することがベストかもしれません。
ただし、ちょっとした改善法によって、そのまま使い続けることもできます。

それは柔らかいタオルを使うこと。

硬い枕の上にタオルを敷くだけでも、ある程度の弾性が出て、首筋や頚椎のガードには役立ちます。
ただしタオルを重ねて敷くことで、枕の位置が高くなりすぎる場合もあるので、注意が必要です。

枕の高低差を調整して頚椎をサポート

枕が適切な高さではない場合も、頚椎が不自然な形状を強いられるため、直ぐに改善を図る必要があります。
たかが枕の高さと思って放置すると、神経にまで何らかの悪影響を与えかねません。

位置が高すぎる枕は、頸部から肩にかけて隙間が生じやすくなるもの。
この隙間の部分は何もサポートがないため、結果的に頚椎や肩などに予想以上の負担がかかってしまうのです。

では理想的な枕の高さとは、どのようなものなのでしょうか。
この点、人間一人ひとりの体格には個体差があるので、絶対的な高さというのは、一概にはわかりません。

そこで、実際に仰向けに寝た状態の顔面の傾きや、肩口から頭までの傾斜によって、適切な高さを判断することになります。

具体的には、顔面の傾きは0~5度が理想と言われています。
ややうつ向き加減のこの角度であれば、しっかりと気道が確保され、睡眠中でも楽に呼吸ができます。

また肩口から頭までの傾斜については、10~15度が理想的。
これならば頚椎が無理なく本来の形状をキープできる上、首も肩もリラックスした状態で、心地よい眠りにつくことが可能です。

以上の点を踏まえた上で、高すぎる枕の改善法を次に紹介しましょう。
まず、使用中の枕が中材を交換できるタイプの場合には、徐々に中材を取り出しながら、自分に合った高さまで微調整します。

その一方で、中材が取り出せない密封タイプであれば、頸部から肩にかけて生じた隙間を埋めるように、タオルを敷き詰めるとよいでしょう。
タオルが頚椎や肩をサポートしてくれます。あるいは身体の下に分厚くタオルを敷いて、枕を相対的に低くするのも効果的です。

いずれにしても、頚椎が自然な形状をキープできるように心がけることが、最も重要です。

思い切って買い替えるのもアリ!

枕の中には、頭が沈み込むような状態になり、寝返ることのできないタイプもあります。
柔らかすぎる枕もそうですが、高反発ウレタン系の枕なども、頭の両側を包むようにして突起状になっているため、やはり寝返るのが難しいタイプです。

人間は睡眠中に寝返ることによって、身体全体の圧力を分散し、特定の部位だけに負担がかからない仕組みになっています。
ところが寝返りができないと、同じ部位だけに重圧がかかり、肉体的な負担も増します。

これは頭部や頸部でも同じこと。
いくら頚椎が理想的な状態を保っていても、一晩中同じ姿勢で固定されると、やはり頚椎には大きな負担になります。
放置すれば、やがて神経にもダメージを与えることになりかねません。

このような枕を使用しているのであれば、直ぐにでも買い替えるのがベストです。
使い続けるために改善を試みても、柔らかすぎる枕では、結局のところ中材を全て取り換えることになります。

また高反発ウレタン系の枕においても、突起部だけをカットするというのは、素人にはほぼ困難です。ここは素直に枕を買い替えることによって、頚椎や肩を守ることを優先すべきでしょう。

自分に合った理想的な枕の状態へ

ここまで見てきたように、硬すぎる枕や位置の高すぎる枕、あるいは頭の寝返りができない枕などは、そのまま使い続けると、頚椎に大きな負担を及ぼすことが理解できたはずです。もし該当する枕を使用しているのであれば、ここで紹介した改善法を参考にしながら、理想的な枕の状態に近づけることが肝心です。

そのためには、自分自身の体格をよく把握し、仰向けに寝た状態の顔面の傾きや、肩口から頭までの傾斜など、大事なポイントのチェックも欠かさないことが大切でしょう。

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