頚椎の変形によるいびきに困ったら?枕を変えて快眠を手に入れる
あなたも他人にいびきを指摘された経験があるんじゃないでしょうか?
いびきの原因は2つあります。風邪のような一過性ですぐに良くなってしまう人もいれば、睡眠時無呼吸症候群という病気が原因で治るのに時間がかかってしまう人もいます。睡眠時無呼吸症候群は放置すると、日々の生活に支障が出るようになってしまいます。
さらに命に関わる病気のきっかけになる可能性もあります。このやっかいな睡眠時無呼吸症候群はいったいどうしたら良くなるのでしょうか?
症候群の原因とその治療法、そして日々の生活での改善方法を具体的に紹介します。
どうしていびきをかいてしまう?その原因とは?
いびきの原因は大きく分けて二つあります。一つは、風邪や花粉症などによる鼻づまりや、飲酒、ストレスなどによる一過性のもの。このいびきは、大元の原因さえ改善されれば、いびきも自然とよくなります。もう一つは、睡眠時無呼吸症候群によるものです。こちらは問題が根深く、改善するのに時間がかかってしまう大変難しいものです。
睡眠時無呼吸症候群は、その名の通り睡眠中、一時的に呼吸を無意識に止めてしまう症状です。中には、1時間に何回も呼吸が止まってしまう人もいます。その原因は2つあります。1つは、脳の呼吸中枢の異常によるものです。こちらは原因としてはあまり多くありませんが、神経内科での治療が必要になります。
もう1つは、舌や軟口蓋、首周りの脂肪沈着により気道が狭くなるものです。こちらは、骨格的になりやすい人もいますが、生活習慣によりなってしまう人もいます。通常の呼吸では無音ですが、空気の通り道である気道が狭くなり、呼吸をするたびに音がなるようになります。それがいびきです。
この睡眠時無呼吸症候群を放置しておくと、日中に強い眠気やだるさに襲われるようになり日中の業務に支障をきたすようになります。このような生活面での問題だけでなく、呼吸ができないことにより血中の酸素濃度が低くなり動脈硬化や不整脈につながるという問題も指摘されています。ある実験では、睡眠時無呼吸症候群の人はそうでない人よりも死亡率が4倍近く高いともいわれています。そのため、睡眠時無呼吸症候群の人はいびきを改善するためだけでなく、症状を改善するためにも病院で治療を受ける必要があります。
睡眠時無呼吸症候群への対策とは?
睡眠時無呼吸症候群の治療を行う病院は、睡眠外来という専門外来を用意している場合もあれば、内科や呼吸器科、口腔外科で受け持っている場合もあります。しかし、睡眠時無呼吸症候群は治療を始めてすぐによくなるものではありません。原因を知ったうえで自分にあった治療方法を気長に続けていく必要があります。現在、病院での治療方法は3つあります。
1つ目は、CPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)です。この方法では、チューブがつながったマスクを装着しながら眠ります。眠っている間に塞がってしまう気道に、チューブを通して空気を送り込むことで、呼吸が止まらないようにする方法です。
2つ目は、スリープスプリントと呼ばれるマウスピースをはめながら眠ることです。この方法は比較的軽い症状の人に用いられます。気道を塞いでしまう上あごをマウスピースで持ち上げた状態にすることで、気道が塞がることを防ぎます。最後は、手術による方法です。この方法は、最も重症の場合に用いられるのですが、気道を塞いでしまう肥大化した扁桃体などを除去し、呼吸を楽にします。
睡眠時無呼吸症候群の症状を軽くする方法
睡眠時無呼吸症候群の改善方法は、大なり小なり負担がかかります。あまり負担がかからないようにするためにも、自力で症状を軽くできれば何よりですよね。実は、睡眠時無呼吸症候群が起こるような気道が狭くなる原因の一つに、頚椎の変形というものがあります。
頚椎の変形を放置していると、頚椎症という別の病気にもなってしまうので注意が必要です。頚椎の変形の一番の原因は、加齢によるものです。しかし、首に負担をかけてしまう日々の原因というのが「枕」です。使用している枕が、頭の高さに合っていない、体のラインに合っていないと首に歪な力がかかってしまい、頚椎を変形させる原因になってしまうのです。
そのため、一番手軽に頚椎の変形を抑える方法は、枕を自分の体に合ったものにすることです。それでも不安な人におすすめなのが、頚椎の変形を矯正してくれる枕です。首の矯正を目的に作られているので、効果は抜群です。
枕を変えることにより、頚椎の変形が良くなり、おのずと睡眠時無呼吸症候群の症状も緩和されます。睡眠時無呼吸症候群によるいびきで悩んでいる人は、一度枕を自分にあったものにしてみてはいかがでしょうか。
枕の変更することで睡眠を改善
睡眠時無呼吸症候群は、舌や首周りの肥厚により気道が狭くなることで起こります。放置すると、いびき以外の様々な症状が発生してしまうため、治療ができるように病院では専門外来などが設置されています。
そのような睡眠時無呼吸症候群をよくするには、原因を知り、正しい治療をすることが重要です。
しかし、頚椎の変形により起こっている場合は、枕を変えることで良くなることもあります。
毎日使っている枕が自分に合っているか、頚椎に負担をかけていないかよく確認してみてください。
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