快眠レシピ

抱き枕で横向きに眠るデメリット?

睡眠というのは健やかな生活をおくるためには必要不可欠なものです。
そして、睡眠において重要になりやすいものといえば枕です。

枕は少し高さや硬さがかわるだけで、睡眠に大きな影響を与えるといわれているほど大事な寝具です。
特に、抱き枕は横向きで眠るのが好きかによって向き不向きが変わりますが、快眠の手助けとなりやすい枕の一つです。

したがってここでは、抱き枕を使うメリットとデメリットについての説明を、仰向けで寝る方法と横向きで寝る方法の違いなども踏まえて説明します。

抱き枕を使うメリットについて

抱き枕の使用には様々なメリットがあります。まず一つ目はストレスをいくらか解消させる効果がある点です。
抱き枕を抱きしめる時の姿勢は、胎児の時にお腹の中で行っていた姿勢に近いです。

そのため、本能的に安心しやすいというのがストレスが和らぐ理由だと考えられています。
また、いびきの防止策としても抱き枕は有用です。いびきが起こる主なメカニズムは、舌が気道を狭めてしまうことで起こる不自然な呼吸です。これは仰向けで寝ている場合に起こりやすいです。何故なら、仰向けだと舌が重力で喉の奥側に向かって垂れてしまいやすいからです。

しかし、抱き枕を使用すれば体が自然と横向きに固定されるため、舌が気道を塞いでしまう可能性が低くなります。したがって、いびきに悩んでいる人は枕を抱き枕にするのも選択肢の一つです。

他にも、抱き枕には腰痛や肩こりなどの対策になりやすいというメリットがあります。肩こりや腰痛が起こるのは、実はその部分の酷使が原因ではないことも多いです。肩こりや腰痛は、その部分の血行不良でも引き起こされる可能性があります。

つまり、動かし過ぎではなく動かさな過ぎても肩こりや腰痛が起こる可能性はあるということです。そして、仰向けやうつ伏せ気味に眠ることは、背中やお腹などの体の大部分を寝床と密着させてしまうことになるので、体の血流が圧迫されやすく肩こりや腰痛の原因になります。

しかし、抱き枕を使えば枕を抱きかかえて横向きになって眠るため、体の圧迫される部分が少なく結果的に腰痛や肩こりの対策になるのです。

抱き枕を使うデメリットについて

抱き枕の使用にはメリットもありますがデメリットもあります。その中の一つが洗いにくさです。

抱き枕は基本的に、普通の枕よりも大きな形状をしたものが多いです。したがって、洗濯をするのに手間や工夫が必要になりやすいといえます。
もし、長い間洗わずに抱き枕を放置しておくと色々な臭いを吸収してしまい、抱いた時に臭いが気になって逆に眠れなくなることも考えられます。

また、横向きという体勢によって引き起こされるデメリットもあります。例えば、抱き枕の使用は体を丸めた体勢になりやすいので猫背になったり、どちらかの体の側面に体重がかかりやすいため、骨格が歪んでしまったりするなどです。

他にも、抱き枕には寝返りが打ちにくいという欠点があります。寝返りは血流の流れをよくする作用や、同じ部分を寝床と密着させないことで熱を逃がし、体温を適切に保つなどの役割があります。ですが、抱き枕の場合は基本的に寝る時の体勢が固定されているため、寝返りを行いにくいです。そのため、夏場などだと寝ている間に汗をかきやすくなったり、寝つきが悪くなったりする可能性があるので注意しましょう。

抱き枕の選び方について

自分に合った抱き枕を選ぶためには、自分の一番楽な姿勢について把握する必要があります。例えば、横向きで眠るのが好きな人は腕や足を乗せやすく、抱きしめやすいサイズの抱き枕が向いているといった感じです。

しかし、抱き枕の中には比較的大きめのものもあるので横向きで眠るのが好きな人は、抱き枕を選ぶ際には体に合った適切なサイズのものを選びましょう。抱き枕が大きすぎると、抱きしめきれずに息苦しかったり、抱いた際の足や手の位置がしっくりこなくなる可能性があります。

そして、横向きで体をまるめて眠るのが好きな人は、抱き枕は平均よりも小さめのものを選ぶといいでしょう。何故ならば、横向きにまるまるという姿勢の場合は完全な横向きよりも四肢同士が近めになりやすいので、小さく抱きしめられる枕の方が向いているからです。

また、うつ伏せで眠るのが好きな人の場合は、基本的に通常の枕の方が合っていることが多いです。しかし、選ぶ抱き枕によってはうつ伏せのままでも使用しやすいものがあるので、一度そのような枕を探してみるのもいいでしょう。

ただし、仰向けに寝るのが好きな人の場合は、そもそも横向きの姿勢が前提の抱き枕自体が合わない可能性があるので注意しましょう。したがって、仰向け派の人は自分に合った抱き枕を探すよりは、普通の枕の中から適したものを選ぶ方が快適な睡眠をとれる確立が高いです。

デメリットに気を付けながら・・・

抱き枕はストレスの解消に役立ったり、いびき予防になったりすることもあります。また、肩こりや腰痛の予防にも効果が見込めます。しかしながら、抱き枕には大きいものが多いので洗いにくいというデメリットや、骨格が歪みやすく、寝返りがうちにくいというデメリットが存在します。

抱き枕を選ぶ際にはそういったメリットとデメリットについても気を付けながら、自分の寝る時の姿勢も意識しましょう。そうすることで、自分に向いている枕を購入できる可能性が高くなるでしょう。

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