抱き枕を使うだけで簡単に健康になれる？３つの効果を解説

突然ですがあなたは、「抱き枕の健康効果」をご存知ですか？

抱き枕と聞くと、子供が使うものと思っている人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。抱き枕は、疲れている大人の女性こそ使うべきです。ここでは、そんな抱き枕の驚きの健康効果について紹介していきます。

「しっかり寝ているはずなのに疲れがとれない…」
「最近、なかなか眠りにつけなくて困っている…」
というあなたにこそ読んでもらいたい内容になっています。
思い当たる場合にはぜひ、参考にしてみてください。

幸せホルモンでストレス解消

抱き枕とは、抱きつきながら眠ることができる1ｍから1ｍ６０cmくらいの枕です。
通常の枕は、就寝時に布団と頭の隙間を埋めるものですが、抱き枕は名前のとおりに人が抱きつくことにより、睡眠を補助するものです。

そんな抱き枕の睡眠補助効果の1つに「リラックス効果」があります。
リラックス効果とは、イライラを解消してストレスを発散させることです。

女性なら一度は抱き枕に限らず、ぬいぐるみを抱きしめることにより、気持ちが落ち着くという体験をしたことがあると思います。実はこの抱くという行為をしているときの姿勢は、胎児のときの姿勢と似ており、無意識に母親のお腹のなかにいたときを思い出します。このことから抱くという行為により、リラックス効果が期待できるといわれています。

また人はなにかに抱きつくことにより、「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」を分泌します。このセロトニンには、ストレスを解消する効果があります。さらに人がストレスを感じたときには、血中のコルチゾール濃度が高くなります。そんなコルチゾール濃度は、抱くという行為により、減少することが科学的にも実証されています。

血流改善によるバランス効果

抱き枕の睡眠補助効果に「身体の健康効果」があります。

具体的な身体の健康効果の1つが「血流改善効果」です。これは抱き枕に腕や足を絡めることにより、睡眠中の身体のねじれを阻止するためだといわれています。また抱き枕により、むくみ解消効果も期待できます。むくみは、血液循環の悪化によって起こります。

そのため、抱き枕を利用して足を心臓よりも高い位置にすることで、血液を心臓に戻しやすくします。これにより、体内の老廃物が血液に乗って心臓へと送られ、肝臓や腎臓などで処理しやすくなります。また「肩・腰の痛み軽減効果」があります。

これは抱き枕を利用することにより、睡眠中にかかる身体の負荷を全体に分散するためだといわれています。

朝、起きたときに肩や腰に痛みを感じるという人は、負荷が肩や腰に集中している可能性があります。身に覚えがある場合は、抱き枕による負荷の分散をおすすめします。他にも抱き枕を使うことで、睡眠中の身体を正常な位置に保ち、筋肉の負担軽減効果が期待できます。

これは睡眠中に抱き枕を使うことで、腕、肩、腰、脚などの関節がストレスのない状態を保ち、寝ている間に各部位の痛みを軽減してくれるからです。ちなみに仰向けで寝ることがつらい人は、背骨のねじれが原因かもしれません。

痛みを解消するために背骨がねじれているままで横向きに寝ても意味はありません。寝るときに抱き枕を使って身体を支えることで、背骨がねじれることなく横向きの姿勢を保つことができます。ねじれたままの状態だと、背骨の左右の筋肉のバランスにも悪影響を与えます。

抱き枕を使用している人のなかには、「抱き枕を使うだけで腰痛が解消した」という人もいます。これは、抱き枕を抱いて寝るだけにも関わらず、背骨のバランスが整って解消する可能性があるからです。

就寝中の呼吸改善効果

抱き枕の睡眠補助効果に「いびき防止効果」があります。

いびきは、仰向けで寝ているときに舌がのどに落ちて気道を狭くしてしまっているために発生しやすくなるといわれています。そのため、いびきを防止するためには、横向きかうつ伏せで寝ることがおすすめです。しかし、睡眠中の姿勢を変えることは簡単ではありません。そこで、抱き枕を使うようにしましょう。

抱き枕を抱きながら寝ることにより、横向きもしくは半うつ伏せ状態の姿勢で睡眠をとることができます。またいびきをかく人は眠りが浅かったり、睡眠中に無呼吸状態になっている人が多いといわれています。そんな人でも抱き枕を使うことにより、自然と両肩が丸くなって、楽に呼吸をすることができます。

いびきをかく原因には、舌が落ちて気道を狭くしてしまう場合や睡眠が浅い場合などが考えられますが、抱き枕ならいずれにも対応して防止する効果が期待できます。

抱き枕を使うだけでストレス解消

抱き枕には、「リラックス」「身体の健康」「いびき防止」という3つの健康効果が期待できます。

いずれも睡眠中の姿勢を正すことによるものです。人が寝ているときの姿勢は簡単に変えられるものではありません。しかし、抱き枕を使うことにより、そんな悩みを解決します。もしもあなたが、ここで紹介した悩みをお持ちの場合には、抱き枕を使ってみることをおすすめします。

抱き枕には、素材・大きさ・形状などさまざまなものがあるため、自分に合った抱き枕で快眠生活を手に入れましょう。