快眠レシピ

枕の種類って何があるの?特徴と性質をまとめてみる

夜、なかなか寝付けないときがありますよね。
その原因の一つとして挙げられるのが枕です。

自分に合っていない枕を使用すると、
それだけで睡眠時の姿勢が悪くなり、
血行不良や違和感など、様々な障害が生じます。

枕は構造や使われている素材、中身によって、
その使用感が大きく変わります。
自分に合った枕を見つけるにはどうすればいいのでしょうか?

素材別の特性を正しく理解することで、
自分の好みの枕を見つけることができます。

柔らかい枕とその性質について

枕は大きく分類して、
柔らかめ、硬めといった、
それぞれに違った性質がありますが、
その性質に付随して、

自然素材か?
人工素材か?

上記のように素材の種別に別れていきます。

それらの違いによって、
・何だか寝づらいな〜
・朝起きたら首すじが張ってる気がする・・・

といった症状が出るケースがあるんですね。

それは枕があなたに合っていないのかもしれませんが、
まずはそれぞれの性質を把握することが大切です。

性質をしっかり把握することで、
あなたに合った枕とはどんなタイプなのか?
それをはっきりさせて、枕を選ぶ判断基準を作りましょう。

最初に、柔らかい枕について説明します。

低反発ウレタン

低反発ウレタン素材は非常に柔らかく、
高いフィット感が得られるのが特徴です。

頭を乗せるとその形に応じて変形するため、
どんな頭も包み込むように支えてくれます。

体圧の分散効果も高いため、
肩こりなどの解消が期待できることがメリットです。

デメリットは通気性の悪さと寿命の短さにあります。
通気性が悪いため夏などの気温が高いときは熱がこもりやすく、
それが気になってしまう方には合わないかもしれません。

柔軟に変形するためへたってくると形が戻らなくなり、
早いものだと半年程度での買い替えが必要です。

また、洗濯ができないため清潔感を保つのが難しい素材でもあります。

ラテックス

低反発ウレタンと同様に柔軟性が非常に高い素材です。
しかし反発力があるため低反発ウレタンに比べると頭が沈み込まないため、
そちらを好む場合はラテックスを選ぶと良いでしょう。

通気性もあるため、夏でも快適に使用することができます。
素材自体に抗菌作用があるため、清潔に保ちやすいのもメリットです。

ゴムを原料としているため、
ゴムの匂いが苦手な方は避けたほうが良いでしょう。
また、ゴムアレルギーの方は使用を控えるべき素材です。

ポリエステル綿


クッションなどにも使われる定番の素材で、柔らかく通気性が高いです。
入れる綿の量によって高さを調節できるのも特徴で、
自分の体に合った高さの枕を作ることができます。

洗濯ができるため清潔感を保ちやすく、
汗をかきやすい方はこの素材を選ぶと良いでしょう。

安価な素材のため価格の安い枕が多く、
選択肢の幅が広いのもメリットです。

ほこりが溜まりやすい素材のため、頻繁に洗濯をする必要があります。
また、湿度をため込みやすいため、ダニが発生しやすい素材です。

硬い枕とその性質について

次に、硬めの素材について見ていきましょう。

柔らかい、硬いというのは、
人それぞれ感じ方が違うものです。

現在はどんな性質の枕を使っているのか、
比べながら性質を確認してみてください。

高反発ウレタン

硬さがあるため、頭や首をしっかりと支えてくれるのが特徴です。
カチカチではないため適度なフィット感もあり、
肩こりの解消も期待できます。

低反発ウレタンとは違い水洗いができるものが多いため、
清潔感を保ちやすい素材です。

通気性が悪いため夏場などは熱がこもりやすく、
人によってはそれがデメリットとなるでしょう。

パイプ

ストローを短くしたような素材で、非常に高い通気性があります。
通気性が良いため蒸れなどに強く、ダニなどの発生を抑えられるのも良い特徴です。

水洗いができるため清潔感を保つのも容易で、
手入れのしやすい素材です。

また、中身の量によって使用感を調整することができます。
素材の一つ一つに硬さがあり、寝返りを打つときにゴロゴロとした音が鳴るため、
それが気になる方は避けた方が良いでしょう。

自然素材の枕とその性質について

次に、自然素材について見ていきます。

自然素材は、扱いが難しく、
人工的な素材よりも使い勝手が悪いケースが多いです。

その分、ポリエステルなどの無味乾燥な素材より、
「私は絶対、羽毛の枕が良い!」
といったファンも多いです。

好き嫌いといった好みや感性も大切ですが、
まずは、
・自分に合っているか?
・忙しいけど、しっかりお手入れできるか?

といった視点から性質を確認してみましょう。

羽毛

鳥の毛を使用しているため、
柔らかく、温かいのが特徴です。
復元力が高いため、長期間使ってもへたりにくく、
軽いので扱いが楽なのがメリットです。

また、通気性が良いため熱がこもりにくく、
夏場でも使用感が落ちません。

羽毛独特の匂いがあるため、それが気になる方には合わない素材です。
動物アレルギーの方は症状が出る原因となってしまうため、避けたほうが良いでしょう。

そばがら

古くから枕の中身として使われている素材で、適度な硬さがあります。
吸湿性や放湿性に優れているため、どの季節でも快適に使うことができます。

価格も安価なものが多く、お手頃な値段でボリュームのあるものを買うことができるでしょう。
水洗いはできないため、こまめな天日干しが必要です。

また、素材にそばの実を使っているため、
そばアレルギーの方は使用を避けましょう。

そばがつぶれて粉が出ることがあるため、
ぜんそく持ちの方も使用には注意が必要です。

ヒノキ

ヒノキを砕いたチップを素材にした枕で、
ヒノキの香りで睡眠性を高めるのが最大の特徴です。

木材のため吸湿性に優れ、蒸れの心配がありません。
硬さは硬めのため、しっかりとした寝心地を好む方に薦められる素材です。

ヒノキの匂い自体が苦手な方はメリットが逆効果になるため、
使用を避けた方が良いでしょう。
また、値段が高いこともデメリットとして挙げられます。

結論!自分に合った枕を選ぶには?

枕は素材により特徴が異なるため、
自分の好みの系統を理解することが大切です。

まずは柔らかいものが好きなのか、硬いものが好きなのかということを理解するだけでも、
選択肢が狭められ、より自分好みの枕を探しやすくなります。

また、アレルギーなど自分の体質によっては使用を控えるべき素材もあるため、
使われている素材をよく調べることも大切です。

素材の特性や硬さ、柔らかさといった性質をしっかり理解することで、
枕選びで失敗する確率が大幅に下がります。

自分に最適な枕を見つけることで、
睡眠の質を向上させ、日々の暮らしの質も向上させましょう。

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