快眠レシピ

枕が睡眠や健康に与える影響を徹底解説します!

健康的な生活を送るために、良質な睡眠は欠かすことができません。
睡眠の質を高めるために必要なのは、やはり枕の存在。
枕が高すぎたり低すぎたりすると、首や体全体に毎日負担をかけてしまい体の不調を引き起こしてしまいます。

今回は、快眠するために必要な枕の活用方法や、枕を使わないで快眠が可能かどうかなど、枕が睡眠や健康に与える影響についてまとめました。
枕が合わなくて困っている人、快適な睡眠環境を作りたい人はぜひ参考にして下さい。

枕の高さが健康に与える影響

眠るときに何気なく使っている枕。しかし、枕の高さが体に合っていないと思わぬ負担を与えてしまいます。
私たちの首を支える頸椎と体を支える背骨は直立したとき、実はまっすぐではなくS字型のカーブを描くような形になっています。

理想的な寝姿勢はこの直立した姿勢を横にした体勢と言われ、枕は横になった時の頭部と頸椎との隙間をうめて頸椎を支える役割があるのです。
枕が適度な高さであれば、頸椎を適度に支えて快眠を作ってくれますが、枕が高過ぎたり、逆に低すぎたりするのは要注意。

枕が高すぎると、首を曲げて下向きになった状態を長時間保ってしまうため、頸椎が圧迫されて肩こりや寝違えの原因になるだけでなく、首のシワの原因になるため美容面にもマイナスです。
また高すぎる枕で仰向けになった状態は気道を狭めてしまい、いびきや無呼吸を引き起こすなど、呼吸器系にも深刻なダメージを与えてしまうと言われています。
一方低すぎる枕も体に負担をかけ首すじを痛める原因や、顔のむくみの原因になってしまいます。

また、いい睡眠状態を作らないため不眠症の原因になることも。
自分に合わない枕は睡眠を妨げるだけではなく、不健康な状況を発生させてしまうため、体に合った枕を選ぶことはとても大切です。

枕なしの睡眠は健康にいい?

近年ではストレートネックが気になることや、首にシワを作らないために枕を使わないという考えも増えてきています。
枕を使わず快適な睡眠を取るためには、いくつかの条件が必要です。

それは後頭部が平らなフラット型であること、普段から寝返りが少ない状態、体が沈みやすいマットレスを使用している、など。
人間の頭部は、仰向けになった状態で全体の8パーセントの負荷がかかると言われています。

しかし、体が沈みやすいマットレスは枕がなくても首に負担をかけずに体を固定しますし、後頭部が平らなフラット型は仰向けになったときにマットレスに接する面積が広いため安定します。

また、寝返りをほとんどしない人は体が固定された状態でも睡眠を取ることができますので、これらの条件を満たしている人は枕がなくても問題ないと言われています。

しかしこのような条件はなかなかぴったり合うものではありません。
また寝返りが少ないと腰痛の原因になることもありますので、まったく枕を使わない状態は避けたほうがいいでしょう。

先に述べたように枕が高すぎたり低すぎたりしても肩こりやいびきの原因になりますが、枕を全く使わない状態も首すじや肩に負担をかける可能性があり、健康的な睡眠へつなげることは難しいです。

枕を使わない場合はバスタオルをまくら代わりにして好みの高さに調整するなど、なるべく頭部から頸椎への負担を減らして眠るのがおすすめです。

体にぴったりの枕を選ぶ方法

枕を購入するときのポイントは「高さ」「サイズ」「素材」の3つ。
枕の理想的な高さは、枕を使って仰向けになると目線が真上よりやや下に向いた状態であることです。

目線が足元や真上よりやや上に向く場合は枕が高すぎ、または低すぎる状態。
低い場合はバスタオルなどを枕に巻いて調整する必要がありますが、高すぎる場合は枕を変えることをおすすめします。

また、体にしっかり合った枕は、横向きになった時に頭から背中への骨がまっすぐになった状態を作り体に負担をかけません。
横向きで快適に眠れる枕は、肩幅なども考慮して選ぶ必要があります。
一般的に男性は高めの枕を選び、女性や子供は低めの枕を選ぶことが多いです。

日本では枕のサイズは、横幅63センチ、縦幅43センチが標準サイズだと言われています。
これは成人の頭3つ分が並ぶ大きさで、十分寝返りができるようなサイズに設定されています。

標準より小さめサイズ・大きめサイズも販売されていますが、サイズに関しては頭をしっかり支えられる大きさであれば問題ありません。素材はパイプ・そばがら・羽毛などが主流ですが、低反発するポリウレタン製も注目されています。近年では洗濯のしやすさや通気性のよさからパイプの枕の人気が高いです。

枕を硬さ・柔らかさで選ぶときは、素材のこだわりは特に大切です。硬めの枕を好む場合はパイプやそばがらの素材がおすすめ。柔らかめの枕が好みなら羽毛やポリウレタン製の枕がぴったりです。

ただしそばがらは植物素材のため、湿気の多い所で保存すると虫が湧いてしまうこともあるため要注意。寝返りをするときに音が鳴るのを考慮してポリウレタン製の枕を購入する人もいます。枕を試すことができるショップもありますので、ぜひ利用して色々試してみましょう。

健康的な毎日を送るために枕は大切!

枕の存在は、睡眠を手助けし健康な毎日を作るものとして欠かすことはできません。
体に合わない枕を使っていると、いい眠りができないだけでなく、いびきや無呼吸・むくみ・首のシワなど、健康だけでなく美容面でも支障をきたしてしまいます。

枕を使わない睡眠も、マットレスや頭の形などの条件がクリアしていないと快眠につなげることは難しいでしょう。今回ご紹介した枕の理想的な高さや枕の選び方を参考に、ぜひあなたの体にぴったり合った枕を選び、健康的な毎日を過ごして下さい。

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