枕をプレゼントする時に注意するべきポイント

・サイズの合わない枕をプレゼントされてもな・・・。
・この枕をプレゼントされても、使えないんだけど・・・・。

あなたは枕を誰かにプレゼントする際、
誤った基準で、枕をプレゼントしてしまい、
かえって相手を困らせてしまっていないでしょうか？

枕にはいくつもの種類があり、形状や硬さなどの特徴が違ったり、
得られる効果などが異なっています。
そのため、プレゼント用に枕を購入しようと検討している場合、
種類が多いためどの枕を選ぶべきか迷ってしまうのではないでしょうか。

特に、睡眠に関するトラブルを抱えた30～40代の女性へ枕を贈る場合は、
相手の立場になって慎重に選ばなければなりません。

今回のコラムでは、枕をプレゼント用に贈る際の選び方について紹介します。
睡眠の質と枕の関係性や、枕の特徴ごとのポイントをまとめてみました。

枕が合っていないと睡眠の質が低下する

普段使用している枕が身体に合わないと感じている場合、
頚椎の形状が歪んでしまうことや、後頭部が枕にフィットしないなどの状態になります。

このような状態が続いてしまうと、
首や肩周辺の筋肉が寝ている間でも緊張してしまいます。
すると、血行不良・疲労などにつながり、睡眠の質が低下してしまう恐れもあり注意が必要です。

症状が重くなってくると、身体への不快感や肩のコリなどで寝つきが悪くなることもあります。
特に、30～40代の女性の場合、
若い頃よりも疲れが取れにくくなっていたり、肌の調子を気にしたりする人が多くいます。

さらに睡眠の質が低下すると、
これらの症状も悪化する恐れがあります。
このような問題を解決するには、枕の選び方を理解することが大切です。
特に、プレゼント用として枕を贈る際は相手の身体のことを考えて、
どの枕を選ぶべきかを十分に考えるようにしましょう。

まずはサイズを把握すること

日本で販売されている枕の標準サイズは43cm×63cmとされています。
そして、人の頭の幅は平均で約20cm、一晩で30回ほど寝返りを打つと言われているため、
標準サイズの枕として検討するべきサイズは頭が3つ並ぶ大きさです。

さらに、標準サイズ以外にも、大きいサイズや小さいサイズが販売されています。
大人の女性へのプレゼント用に枕を購入するときは、
寝返りを打つことも考えた標準サイズ以上の大きさのものを選ぶようにしましょう。

また、枕は頭を寝かせた時の高さも重要になってきます。
体格によって最適な高さに違いはありますが、
理想的なのは仰向けに寝ている状態でも立っているときと同じ姿勢になる高さです。

仰向けの状態で枕を使い、喉や首に圧迫感がなければ理想的な高さです。
プレゼント用に選ぶ場合は、事前にどの程度の高さが本人に合っているかを検証するようにしましょう。
さらに、柔らかめのマットレスを使用して寝ている人の場合、
体重で身体が沈むことも考えて1cm程度高めの枕を選ぶとちょうど良い高さとなります。

素材で選ぶ際のポイントや注意点

次のポイントは枕の素材です。
枕は素材によっても種類が異なり、それぞれに特徴があります。

素材によっては使用している本人体質上、
アレルギー反応などが出てしまう素材もあるので、慎重に選ぶようにしましょう。

まず最初に、匂いに敏感な人に贈る場合は、
フェザーやラテックス素材の枕は避けるようにします。

これらは素材本来の匂いが強く、敏感な人にとっては気になってしまう恐れがあります。
さらに、喘息やアレルギー体質な人の場合、そば殻枕は選ばないようにしましょう。
この中にはそば殻が入っているため、
そばアレルギーを持っている人は反応してしまいます。
さらに、使用していると中のそば殻が少しずつ割れ始め、
粉になったものを吸い込む恐れがあるため喘息の人には向いていません。

枕の素材として人気のある種類はパイプ素材です。
パイプ素材はさまざまな大きさや硬さがあり、好みに合わせて選ぶことができます。
さらに、洗濯のしやすさや耐久性・通気性などに優れていることから選ばれやすくなっています。
アレルギーなどを気にする必要もないので、プレゼント用に購入する枕として検討してみましょう。

形状で選ぶ際のポイントや注意点

枕は素材と高さ以外にも、形状によって種類が異なります。
一般的な形は四角く、中央付近に膨らみがあるタイプです。
頭の形状に合わせやすく、多くの人にフィットしやすくなっています。

この形状を使い慣れている人も多いので、
プレゼント用で選ぶ際はどの形の枕を使っているか確認しておきましょう。
もし慣れている形状の枕を使いたいという場合は、このタイプを選ぶようにします。

また、中央部分が凹んだ形状の枕もあります。
このタイプは凹んだところに頭がすっぽりと収まるため、安定感があります。
今まで使用していた枕は不安定で寝つきが悪いという人に対しては、このタイプを選んでみましょう。

他にも、特殊な形状の枕として、
ウェーブ形や分割型などがあります。

ウェーブ型は低反発枕に多く見られる形状で、
寝ている間の首元をサポートしてくれます。
分割型は枕の中央部分が分割され、寝返りを打ちやすくなっています。
これらの枕は寝ている間に肩がこる人や疲れの取れない人にマッチしたタイプです。

使う人の特徴を考えて選ぼう！

プレゼントする品物として枕を選択する場合は、
失敗しない方法は直接相手に好みをヒアリングすることです。

・今使ってる枕はどんなタイプ？
・寝つきが悪かったり、首が痛くなったりする？
・そばアレルギーとか、そういった症状が出たことはある？
etc．．

相手の立場にたって、
失礼にならない範囲で聞いてみましょう。

枕にはさまざまな種類があり、それぞれで特徴が異なります。
そして、枕を使用する人も頭の大きさや首の長さなどは個人差があり、最適な枕が異なっています。

プレゼント用に枕を購入しようと考えている場合、
これらの特徴を把握し、相手の立場にたって検討すると失敗する確率も低くなります。

本人にマッチした枕を選ぶことで、
疲れの取りやすさや身体の痛みなどが改善されることもありますので、
そういった枕選びができたら大成功ですよね。

繰り返しになりますが、枕を選ぶ際の注意点として、
枕によっては身体にトラブルを引き起こさせたらり、
かえって不快な思いをさせてしまうことにもなりかねません。

事前にプレゼントする相手の体質や好みについて、
十分に確認することがとても重要です。