睡眠不足に悩む、妊婦に適した枕の選び方

あなたは、妊婦さんなってから、寝苦しさやいびきで悩んでいませんか？
隣で寝ている旦那さんのいびきが異様に気になったりしていませんか？

ひょっとしたらそれは、あなたのまくらに原因があるのかもしれません。

妊婦さんにとって、寝不足をはじめとする睡眠障害は自身の身体だけではなく、
胎児にも重大な影響を及ぼすトラブルです。
あなたの快適な睡眠を維持するには、心身の健康を維持することが大切ですが、
心身へのケアが、そのまま胎児に好影響を与える結果になります。

それでは、心身へのケア、睡眠不足を解消するためのポイントは何なのでしょうか？
それは、

寝具の使い方を工夫すること。
就寝時の寝心地を良くすること。

中でも、枕は頭の角度や向きに大きく関わるので、こだわりを持って選びたいものです。

妊娠中の快眠を保つための心得を学び、自分の体に最適な枕を選んで毎日の眠りを心地良いものにすることを心がけましょう。

今回はそんな快適な睡眠を保ち、心身ともに快適な休息を得るためのポイントをご紹介します。

妊娠中に多い睡眠障害について

快適な睡眠を妨げるものは何でしょうか？
妊娠している女性と、そうでない女性の違いは何でしょうか？

妊娠している女性はそうではない女性と比べて眠りが浅い傾向があります。
これは胎児の動きによって母体が常に刺激を受けている状態になっているためです。
就寝中であっても常に体を揺さぶられているのに近い刺激を受けることになるので、
慢性的に眠りが浅くなり、疲れが取れにくくなってしまいます。

妊婦本人は眠りが浅い自覚を持たないことが多いため、
気づかないうちに寝不足の状態が続いてしまい、体調不良に陥ってしまう可能性があるので注意が必要です。

また、眠りが浅いことが理由で就寝中のいびきが増えやすくなるのも妊婦に多く見られる特徴の一つです。
浅い眠りの状態では体の機能が完全に休止した状態にはならず、筋肉の動きが活発になります。
そのため、睡眠中の気道が筋肉の動きによって狭くなることがあり、それに伴っていびきをかきやすくなります。

いびきの音で目が覚めることもあるため、
睡眠障害は胎児のためにも出来るだけ早く解消させることが大切です。

妊婦に適した枕の特徴

妊婦にとって快適に眠ることは体力を温存させ、
胎児の成長を促す大切なことです。

寝不足などの睡眠障害にならないためには、
寝心地が良い環境を作ることが効果的な対処法になります。

寝心地の良し悪しは寝具の品質で決まるので、
快適に眠るためには自分の体に適した一品を選ぶのが最良の判断です。

枕の選び方、使い方についてのポイントして、
まずは就寝中の頭の位置を決める重要な寝具であることを理解する必要があります。

就寝中の頭の位置が悪いと血管や神経が圧迫されて十分な休息を得ることが出来ません。
また、筋肉繊維がねじれてしまい、強い痛みに見舞われるおそれもあります。

妊婦の場合はわずかな刺激でも目が覚めてしまう状態になっていることを考慮して、
就寝中に音や振動が伝わりにくい、弾力性に富んだ枕を選ぶのが無難です。

枕は一般的に弾力性が富んでいるほど頭が沈みにくく、
頚椎などへの首への負担も少なくなります。

弾力性のある枕は固い物が多数を占めますが、
柔らかい枕は頭が沈んでしまい、首に余計な負担をかけてしまいますので注意が必要です。

妊婦の場合はストレスを減らす意味でも固めの枕が適していますが、
個人の好みや枕の材質も考慮して慎重に選びましょう。

出産後も長く使い続けることを考え、
寝心地が良いだけではなく頑丈な作りであることも重要な選択肢の一つになります。

枕にこだわる理由とお手入れの方法

寝具の中でも枕は頭と首への影響が大きいため、
寝心地の良し悪しを大きく左右すると言っても過言ではありません。

枕は単に頭を乗せる物というだけではなく、
血管や神経の圧迫を防ぎ、頭部への振動を緩和させる働きがあります。

そのため、快適な睡眠を保つには、最低でも枕には一切の妥協を許さず、
こだわりを持って選ぶことが重要になります。

特に妊婦の場合は母体と胎児の両方の体調に影響することから、
枕選びは慎重に行うことを心がけましょう。

また、近年の枕選びについては寝心地の良さだけではなく安全性も重視される傾向があります。
化学薬品やそばがらなど、アレルギー症状を引き起こす材質の物を避けるのが気持ち良く寝るための工夫になっているので、
妊婦用の枕を選ぶ際もアレルギーの有無やハウスダストの予防などを考慮することが大切です。

枕は厚手の作りになっているので汚れても洗うのが難しいという問題があります。
また、そばがらのように材質によっては洗濯が不可能な物もあるので、
使う際は出来るだけ汚れないように注意することが大切です。

市販の枕カバーを使うのが最も無難な方法ですが、
汚水のように液体の汚れには効果がありません。
万が一、枕が汚れた場合は綺麗な水ですすいでから陰干しします。

家庭用の洗濯機を使うと内容物の偏りが生じ、
破損に見舞われる可能性があるので避けるのが無難です。

クリーニング店で対処してもらう方法もありますが、
枕の大きさや材質、汚れの成分などの理由で拒否されることもあります。

枕がひどく汚れた場合は新品と買い替えるのが賢明な判断ですが、
高額な物は容易に買い替えることが出来ません。

汚れやすい環境の中で枕を使う際は撥水加工済みの枕カバーを使うなど、
液体の汚れにも対処出来る状態を保つ工夫が求められます。

こだわりの一品で気持ちよく眠ろう

枕の良し悪しはそのまま眠りの質に関わるので、
高額な製品であっても自分の体に適した一品を選ぶことが快眠の条件です。
特に妊婦の場合は母体と胎児の両方の健やかな暮らしに関わるので、寝具の中でも最も重要視すべきポイントになるでしょう。

だからこそ、枕選びは実際に頭を乗せて試すのが、間違った枕を選ばないで済む最善の方法ですが、
近年では通販会社でも妊婦向けの枕を販売している所が増えています。

評価サイトなどで枕の評判を比較してから購入する方法もありますが、
あくまで自分自身の寝心地を優先することが大切です。
自身のためにも、胎児のためにも。
枕選びは時間をかけて最良のものを検討しましょう。