疲れを効果的に癒せる?! 枕の正しい使い方
あなたは日々のめまぐるしく、忙しい生活を送る中で、
身体がや心がだいぶ疲れているのではないでしょうか?
疲れて帰ってきた夜など、
しっかりとベットで熟睡できていますか?
大半の日本人が正しい「眠りのつき方」を知りません。
それは、正しく枕を使えていないからです。
人間の人生の大半は睡眠時間によって占められています。
他の動物とは違い、脳がとても発達した生き物である人間にとって、
睡眠は極めて大切な行為です。
朝スッキリと目覚めることが出来れば、
その日1日の仕事や家事などもはかどります。
しかし眠りが浅かったりした場合には、
1日中眠気や疲れなどの疲労感に悩まされることもあります。
深く眠ることが大切であると言われますが、
実はそれに一役買うことになるのが「枕」なのです。
しかし枕にも種類があり、自分の体質にマッチした枕を使用しなければなりません。
枕選びにはどのような点に注意を払ったらよいのでしょうか。
今日はそんな疑問を、
具体例を交えて一気に説明していきます。
硬い枕のメリットとデメリット
枕と一言で言っても、大きく2種類に分かれます。
一つは硬い枕でもう一つは柔らかい枕です。
それぞれにメリットとデメリットが存在しています。
まず硬い枕ですが、これは「そば殻枕」や「パイプストロー枕」などがそれにあたります。
硬い枕は、頭を枕にのせても沈み込むことがほとんどありません。
その為に寝返りを打ちやすいというメリットがあります。
人は1度の睡眠で、約30回ほど寝返りを打つと言われています。
寝返りには、睡眠時に体の同じ部分に圧力が集中してしまうことを避ける役目があります。
ですから寝返りの打ちやすい硬い枕を使用することにより、睡眠時の体にかかる力を分散させ、
背中の傷みや腰痛などを防ぐ効果が期待出来るのです。
ほかにも硬い枕には頭をしっかりと支える効果や、通気性が良いために夏場などには、
心地よく眠ることが出来るということもあります。
しかしデメリットもあります。
それは寝ているときに聞こえる枕の音です。
そば殻やパイプストローの枕は頭を動かすだけで音が聞こえます。
ですからそれが気になるという場合には、使用するべきではありません。
その他にも触り心地が良くないなどのデメリットもあります。
柔らかい枕のメリットとデメリット
逆に柔らかい枕のメリットは、触り心地が良いという事です。
硬い枕のごつごつした感触が苦手な人や、音が気になるような人は柔らかい枕を利用した方がよく眠ることが出来ます。
さらに柔らかい枕は、頭が枕に沈み込む習性があります。
人は寝ているときに、体重の約8パーセントの負荷が頭にかかると言われます。
そのため沈み込むことにより、肩や首の負担を軽減させることが出来ます。
他にも保温性が高いために冬場には暖かく感じられますし、
柔らかい肌触りのために、睡眠に入りやすいという事もあります。
しかし柔らかい枕のデメリットとして、枕が必要以上に柔らかすぎる場合には、
頭が沈み込みすぎてしまい、逆に首や肩に負荷がかかってしまうことが挙げられます。
ですから柔らかい枕を選ぶときには、
程よい柔らかさの物をチョイスすることが大切です。
正しい枕の選び方と枕の使い方
では硬い枕と柔らかい枕、一体どちらを使用すればよい睡眠がとれるのでしょう。
それは人それぞれ違います。
腰や背中に負担を掛けたくない人は、
寝返りを打ちやすい硬い枕を使用した方が良いでしょう。
しかし首や肩に対して負担を掛けたくない人は、
頭が沈み込むタイプの柔らかい枕を利用した方がぐっすり熟睡できます。
そして夏場は通気性のよい硬い枕のほうが気持ちよく眠れますが、
冬場は保温性のある柔らかい枕を利用したりするなど、季節により使い分けるという方法もあります。
さらに枕を寝具店やデパートなどで購入する場合には、
試してから購入した方が間違いのない枕を購入することが出来ます。
試すことをしない場合でも、店員などのアドバイスを聞いてから購入した方が良いでしょう。
その時に注意すべきポイントは枕のサイズと高さ、そして素材などです。
ほかにも気を付けたい点は、敷布団にも注意を払った方が良いという事です。
もし自分が寝る時に使用している敷布団が柔らかい場合には、
体が布団に沈み込むので、低めの枕を選んだほうが良いですし逆の場合もあります。
そして枕には正しい使い方と、そうでない使い方があります。
基本的にあおむけで眠る場合には、枕に頭だけを乗せるのではなくて、
枕の裾が肩に付くような頭の当て方をします。
つまり枕を頭だけではなく、首や肩まできちんと当てて眠ることが大事です。
それをしないと首などに負担がかかってしまい、朝起きたときに肩こりや首こり、
寝違えの原因になってしまいます。
つまり枕とは頭だけではなくて、首や肩も支えるものであるという事です。
さらに横向きで寝る時には、背骨がまっすぐになるような寝方が理想です。
その為には男性の場合にはやや高めの枕が良く、
女性や子供の場合には、やや低めの枕が良いとされています。
しかし人それぞれ体格や体形が違いますので一概には言えないところもあります。
自分に合った枕を選ぶことが大事
人により硬い枕が好きと言う人もいれば、柔らかい方が良いという人もいます。
さらに人間は体格や体形も異なります。
その為に自分にフィットする枕とは、
いったいどのようなものなのかを研究する必要があります。
人生の約3分の1は睡眠の時間であると言われますので、
睡眠不足などが続くと健康面でも良くない影響が出てきます。
たかが枕などとは思わずに、
自分の頭や肩、首、そして背中や腰に負担が掛からないような、
それに加えてしっかり熟睡できるような枕探しを心がけましょう。
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