抱き枕の効果的な使い方と、その選び方を解説します。
この記事を読んでいるあなたは、おそらく睡眠についてなんらかの悩みを抱えているでしょう。
なかなか寝付けなかったり、いびきをかきやすかったり。それらの悩みを、抱き枕は全て解消してくれます。
ただし、正しい抱き枕でないとその効果は十分に得ることができません。
そこで今回はまず、抱き枕を使うことによって得られる効果に対して精神面と身体面の観点から理解を深めます。
そして、その後に抱き枕の選び方について説明していきます。
精神面への効果
抱き枕が与える精神面への効果は1つあります。
それは、ストレスを和らげる効果です。日常生活での育児や家事、仕事があなたのストレスとなって日々積み重なっていきます。それらのストレスは当然解消しないとさまざまな異常を体にきたすことになります。
しかし、毎日の生活が忙しくストレスを解消するのに十分な時間がないということも十分あり得ると思います。そこで提案するのが、抱き枕を使って睡眠をとることです。
睡眠は7〜8時間とるのがベストだと言われていますが、それ以上に重要視すべきなのが睡眠の質です。睡眠の質を改善する方法は様々ありますが、その中でも手っ取り早く実践できる方法が正しい体勢で寝ることなのです。
人が母体にいるときの体勢が、質の高い睡眠をとるために効果的だと言われています。抱き枕を使って睡眠をとるとその姿勢に近づきます。その結果、質の高い睡眠をとることができ、ストレスの解消に大きな役目をもたらします。
加えて、ハグをするときに出るオキシトシンというホルモンは、不安や恐怖心の減少、記憶力の向上などの効果を与えてくれます。抱き枕を使うだけでもオキシトシンは分泌されるため、抱き枕は精神の安定にはもってこいのツールだと言うことができます。
身体面への効果
抱き枕が与える身体面への効果は3つあります。
1つ目が、体の痛みを和らげることです。寝ている間に無意識のうちに体をねじっていたり転がっていたりしますが、それらは全て体の痛みを引き起こす原因となっています。抱き枕は膝から胸あたりのところで挟まれているので、睡眠時の無意識な動きを制限してくれます。
2つ目が、むくみの改善です。
むくみは血液の循環が悪くなることによって起こります。足の血液は筋肉を動かすことによって心臓に血液を戻すのですが、筋肉量が少ない女性は自然と足がむくみやすくなります。また、立ち仕事をしている場合、重力によって血液が足にたまりやすくなり、むくみはさらに悪化してしまいます。
この足のむくみの効果的な改善方法の一つが、足を高くして寝ることです。抱き枕に足を絡ませることによって足が高い位置に置かれます。その結果、筋肉量は関係なしに重力によって足の血液が心臓に流れ、むくみを改善することができます。
3つ目が、いびきの改善です。
枕の高さが合わず寝る体勢が悪い。仰向け寝が原因で舌が喉元に落ち込み気道が狭まってしまう。これらが原因でいびきをかいている人は、抱き枕を使うことで寝る体勢を整え、いびきを改善することができます。
素材の選び方
素材の種類は3つあります。
1つ目が、ポリエステルわたです。
これは、基本的には簡単な手洗いのみ可能です。ふんわり柔らかめな使用感で、包み込まれるような感覚になります。
2つ目が、マイクロビーズです。
これも同様に簡単な手洗いのみ可能です。マイクロビーズは保水性がポリエステルわたに比べて高いため、広範囲の手洗いは乾燥させるのに時間がかかります。身を安心して預けることができるサポート性があります。
3つ目が、ポリエチレンフレイクです。
上記の二つとは違い、洗濯機洗い可能な上、乾燥機にも対応しています。使用感は、程よい柔らかさとしっかりしたサポート性を売りにしていて、二つのいいとこ取りのような素材です。
形の選び方
形の種類は4つあります。
1つ目が、I字型抱き枕です。これは最もシンプルな形状で、高さがあえば2人用枕としても使うことができます。
2つ目が、C字型抱き枕です。これはI字型と似ていますが、抱き枕を足の間に入れやすいため、足のむくみを改善したい女性に人気のあるタイプです。
3つ目が、L字型抱き枕です。これは枕に頭を置きながら抱きつけるための、横向きで寝る人に人気のある形です。
4つ目が、U字型抱き枕です。これは、体がスムーズに抱き枕の中に収まってしまうほどのサイズであることがほとんどです。抱きついたりするのはもちろん、他にもうつ伏せで寝れたり背もたれとして使えたりなど、汎用性が高いタイプです。
あなたに合った選び方
質の高い睡眠はストレスの解消、体の痛みの軽減の役に立ちます。質の高い睡眠を実現するのは抱き枕です。抱き枕にハグすることで不安や恐怖心を軽減するオキシトシンというホルモンが出てストレスの解消に役立ちます。
加えて、ハグをしていることにより膝から頭まで寝ている間の動きが制限されます。その結果体の痛みの軽減につながります。また、I字型は2人用枕、C字型はむくみの改善、L字型は横向きで寝る人用、U字型は汎用性の高さなど、それぞれに違った利点があります。
これらの利点を見極めて自分に合った枕を見つけましょう。
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